局地的な豪雨など天候の不順が続きますが、数週間前の酷暑も和らぎ、少し過ごしやすく感じています。当館学芸員室は日当たりがとてもよく、執務環境も外気温に左右されやすいため、室内も心地よく業務に取り組んでいます。
さて、現在展示中の「取材記者 清水三十六 ―山本周五郎、最後のサラリーマン生活―」には、多くの方に足をお運びいただき、心より感謝いたします。これまで当館をご存じなかった皆さまにもお越しいただいており、改めて山本周五郎さんの人気の根強さを感じているところです。
次回は秋口より「老舗」をテーマにした展示を開催予定です。展示内容は企画中ですが、展示では国内外の老舗事情やクローズアップの少ない老舗企業のご紹介を通じて、老舗企業の魅力等をお届けができればと館内で準備を進めています。そんな折、ご紹介する老舗企業の検討を、とあるリストを見ながら進めておりましたが、一社、川魚問屋が目に止まりました。HPで歴史、事業内容などを確認してみると、100年以上川魚を市場に提供してきた実績の重み、地域の飲食店と共存しながら市場形成を図ってこられたご苦労を切に感じながら、兼業で営んでいる店舗のうなぎの蒲焼の写真にも目が釘付けに… そういえば、来週7月23日(土)は江戸時代に平賀源内が、知り合いの鰻屋に相談を持ちかけられて筆をとったキャッチコピーとも言われる土用の丑の日…
再来するかもしれない酷暑に備え、栄養価の高いうなぎで英気を養い、二匹目のどじょうではありませんが、次回の展示も多くの皆さまに足を運んでいただけるような企画につなげたいものです。詳細告知はもう少し先になりますが、次回展示もご期待いただけたら幸いです。