先日、2022年下期の一日体験古文書講座を開催しました。ZOOMによるオンライン講座も回を重ね、受講環境も改善してまいりました。今回は初めてヘッドセットを使うことによって、声をよりクリアに伝えられるようになったとは思いますが、マイクがすべての声を拾う恐ろしさ、無意識に発した擬音語まで拾ってしまうために、なかなかの緊張感でした。オンライン開催となると見逃し配信を希望する声も多く、腹を括って改めて過去の録画を見返してみましたが、これもなかなかしんどい作業です。反省点は多々ありますが、まずは頻発している「あの」の回数を減らすところから意識してまいります。

講座後には初の試みで、史料館のVRツアーを開催しました。15分程度の短いご案内でしたが、アンケートでは概ね好評でしたので、これからもツアー内容をより充実させて開催していきたいと思います。何より実際に来館してみたいというお声があったことがうれしく、VR活用の可能性を感じました。

コロナ感染者数は再び増えつつありますが、史料館では感染対策を万全にして開館を続けています。暑さも厳しいなか、周五郎ファンの方やご遠方からのお客さまにご来館いただいていることに感謝しつつ、次の展示の準備を進めています。