厚生労働省が発表した2022年の出生数が80万人を割ったことが話題になっています。国の推計より11年も早まっており、日本経済の成長性や社会保障の持続性への不安が募るばかりです。団塊ジュニア世代の筆者が生まれた1970年代前半の同級生は200万人を超えていたと記憶しています。多くの同級生がいることで、社会に出てからも同級生というだけで、親近感を覚えた経験も少なくありません。約50年の間に出生数が半分以上も減っており、社会の新たな仕組みづくりが進んでくれることを願うばかりです。

さて、明日3月3日は弊社の創業記念日にあたります。明治33年に帝国興信社として創業した弊社は、みなさまのおかげをもちまして創業123年を迎えます。弊社の創業当時は、歴史的に企業が次々と設立された時期です。同じ年に創業した企業様には、同級生と同様に親近感を感じるものです。少し調べますと、製粉業界大手の日清製粉グループ本社様やスーパー大手のいなげや様などが明治33年創業で、弊社と同級生です。また、弊社企業概要データベースCOSMOS2には、明治33年に創業し現在も営業を続けている、言わば同級生が457社も登録されており、同じ時代をともに歩んできた各社の歴史を少し覗いてみたい、そんな思いにも駆られます（※近々に発刊される『Muse』42号にて、日本製粉の創業者、正田貞一郎様をご紹介しますのでご期待ください）。そして、この457社が150年、200年と一緒に発展していければ…との気持ちも湧いてきます。

創業123年、いわゆる節目の年には当たりませんが、エンジェルナンバー123は物事が良い方向に進む、繁栄につながると言われているようです。コロナ禍もようやく終焉が見え始めてきています。弊社が発信する情報が少しでも社会の皆さまのお役に立ち、日本経済の成長の中で、同級生とともに歴史を刻んでいきたいものです。