学芸員室の雑記帳

次回展示に向けて

一体どなたの写真なのか

テーマ展示「倒産60年史」も残り約1週間となり、予約もラストスパート、5月になり、修学旅行生のご来館も増え、連日多くの方(当館比)にご来館いただいております。

ここ数回の雑記帳で触れていますが、次回のテーマ展示は「渋沢栄一と信用調査業」です。(5/21~)
当社は渋沢が創設した会社でも、出資を受けた会社でもありませんが、渋沢から大きな恩恵を受けた会社の一つです。出版事業に力を入れていたため、発行していた雑誌や新聞には、渋沢の寄稿記事や関連記事が多く残されています。
新一万円札発行を契機に、展示を通して改めて渋沢と信用調査業の関係を見直しました。渋沢が信用調査について語ったことばは、現在にも通じる信用調査の根幹を成すものです。次回の展示がより多くの方に、渋沢と信用調査業の関係について知っていただく機会となるよう願っています。

先日、社内で長らく渋沢栄一として伝わってきた写真の被写体が、渋沢ではないことが判明しました。展示を機に、渋沢史料館の学芸員さんにお見せして判明したことです。大変衝撃かつ残念ですが、展示前にはっきりしてよかったです…