週のはじめに「暑い!」と言う気力も吸い取ってしまいそうな熱波に襲われました。梅雨前線の影響で週末は一時気温が下がるものの、梅雨明け後の本格的な夏日を思うと、想像だけでバテてしまいそうです。今月8日の東京都心部の最高気温は36.0℃で、東京都府中にいたっては39.2℃。湿度の高さも相まって蒸し風呂にいる気分でした。
当館では資料の劣化を防ぐため、収蔵庫と展示室において温湿度管理をおこなっています。ビルの最上階にある展示室は外気の影響を受けやすく、空調の設定が少々困難ですが、天候や外気温に合わせて一定になるよう、こまめに調節しています。資料保存が目的の空調管理ではありますが、適温を保っておりますので、ちょっと避暑がてら、史料館の見学はいかがでしょうか。
余談ですが、よくニュースなどで目にする「真夏日」「猛暑日」の違いが気になって調べたところ、気象庁の定義によりますと最高気温30℃以上の日を「真夏日」、35℃以上の日を「猛暑日」、夕方から翌朝までの最低気温が25℃以上になる夜は「熱帯夜」といいます。
また、日本気象協会が独自でつけた名称で、最高気温40℃以上を「酷暑日」、最低気温が25℃以上になる夜を「超熱帯夜」というのもあり、熱中症の予防啓発や注意喚起に役立てていくそうです。
夏本番はまだこれから。「“超”酷暑日」などの言葉が生まれないことを切に願っております。