学芸員室の雑記帳

事務所の天井板の木目が、流れているように感じた。

受付ではご来館のお客さまがスムーズにご見学ができるよう、心掛けております。展示のご質問、ご相談、またお荷物のお預かりなどございましたら、お気軽にお声がけください。その他にも、受付にはいろいろなものをご用意しております。今回はそんな受付の内側にあるものをご紹介いたします。

まずは「ポケット学芸員」
こちらは英文で展示キャプションを読むことができるスマホアプリです。アプリ内で展示室のキャプション番号を入力すると、英文が表示される仕組みです。
インストールからご利用方法までご案内いたしますので、ご利用の際は受付までお声がけください。

続いて「ブランドブック」
当館のブランドブック「Road to Muse」では、主要展示資料のご紹介や、シアター映像のメイキングストーリーまでご覧いただけます。受付にご用意し、ご来館のお客さまにお渡ししております。(記載内容と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。)

最後に「社史」
帝国データバンクの社史は3種類ございまして、コンテンツコーナーなど館内でお読みいただけます。
本格版「情報の世紀―帝国データバンク創業百年史―」と、普及版「帝国データバンク百年の肖像」は、当社の創業100周年を記念して刊行し、史料館開館の礎となったデータが集約されています。なんと本格版は大ボリュームの968頁。資料編の全国の支店の変遷、当時の信用調査に関するデータ、当社の提供していたサービスなども見どころです。

普及版は369頁のお手に取りやすいサイズで、歴代社長と会社の物語を小説調でお読みいただけます。プロローグの一節目を、当雑記帳のタイトルとしてご紹介しますので、ご興味のある方はご高覧いただければ幸いです。

創業80年の際に刊行した「帝国興信所の八十年」は、社名変更前までの社史が、こちらも小説調で書かれています。しかし40年以上前に作成されたものなので、同じ社史といっても、表現や文体、言葉選びに違いを感じます。読み比べてみると面白いかもしれません。

他にも過去のMuse、倒産・老舗に関する当社の書籍など、受付には展示資料以外にもさまざまなコンテンツがございます。ご来館の際はどうぞご活用ください。
皆さまの博物館見学の一助となれますように。