学芸員室の雑記帳

節目

パリオリンピックが終了し、一流アスリートが引退を表明する場面を目にします。
女子バレーボール界の古賀紗理那、男子柔道のウルフ・アロン選手など、ウルフ選手の『悔いがない』という言葉が強く印象に残っています。
引退を決意した背景には、アスリートとしての自身のパフォーマンス低下、若手アスリートの台頭など、選手それぞれに異なる事情があるのでしょうが、
4年後のオリンピックを見据えたうえでの、「節目」であることも関係しているのでしょう。

さて、「節目」はアスリートだけでなく、企業人にとっても一緒です。
近く、私の周りにおいても、調査員時代にお世話になった大先輩が50年以上の選手生活を終え、引退されます。
まだまだ競技ができるのではないかと残念に思う気持ちと大きな寂しさがありますが、
大先輩の50余年に及ぶ数々の経験を、会社の資産、記録として史料館に残していければと思います。

一つの節目として、先輩には益々のご活躍を願っております!