このほど『帝国データバンク史料館だよりMuse』第40号を刊行いたしました。
今回は、山本周五郎の直筆資料や、三井造船を立ち上げた川村貞次郎、明治以降の倒産・破産について取り上げます。
◆テーマ展示特集「山本周五郎の『震災手記』 三十六青年が振り返る関東大震災」
次回テーマ展示「取材記者 清水三十六 -山本周五郎、最後のサラリーマン生活-」では、山本周五郎が取材記者として帝国興信所に勤めた4年半を見つめます。Museでは、テーマ展示特集として当館に残る唯一の直筆資料『震災手記』を取り上げ、21歳の山本周五郎の声を紹介します。
◆輝業家交差点「造船事業立ち上げに奔走した会社員 -社内起業で三井造船を興す-」
第6回の輝業家は、三井造船を立ち上げた川村貞次郎です。川村は、三井物産のサラリーマンの身で新規事業に挑戦し、社内ベンチャーとして三井造船(現三井E&Sホールディングス)と三井船舶(現商船三井)を立ち上げた人物です。今回は高千穂大学教授の大島久幸先生にご寄稿いただきました。
◆資料にみる企業の歴史「明治以降の倒産史 -「倒産」の語源と破産制度の変遷-」
「倒産」という言葉の語源について、江戸時代の「分散」「身代限り」が近代以降どのように現在の破産につながっていくのか、その変遷を追います。
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